れざみニュース Vol.4
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7月13日(土)は大阪箕面で共同連大会プレイベントでした。
「共に働く」の原点をふりかえり、若い世代が自分の思いを「だべり場」で
話してくれました。「それめっちゃええやん」が盛りだくさんでした。
本大会は9月です、どしどしご参加ください。
また、共同連メルマガに関するご意見・ご感想もお待ちしております。
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切らない 分けない 共に働く 共同連
2024.7.29 配信
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今号の目次
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1 お知らせ
2 報告☆
3 シリーズ「ゆかいな仲間たち「Hatarakku」」~団体・事業所紹介
4 リレーエッセイ もやっとコラム
5 今後の活動予定
6 編集後記
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1 お知らせ
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■9月14日(土)・15日(日) 第39回共同連大会IN大阪
大会テーマ
「切らへん、分けへん、共に働くってええやん!?
〜一人一人の「暮らし」と「働く」が金儲けのネタになっている、どないしよう!?〜」
いよいよ2ヶ月を切る中、急ピッチで準備を進めていております。
全体会では障害者の働くということがまるで金儲けのために利用されている実態を
障害者雇用率ビジネスの拡がりについて共同通信の市川亨さんより記念講演を
していただきます。また、A型事業所の問題については山陽新聞記者の久万真毅さん、
フリージャーナリストの藤田和恵さんより報告いただきます。
全体会の後半では、私たちの労働の現場が劣化していく中で、共に働く場としての
社会的協同組合を展望するためには何が必要か、議論いたします。
ホームページに大会ページを設置いたしました。随時情報をアップしてまいります。
近いうちにれざみ大会案内号をお届けいたします。
また、大会運営にあたっての協賛金もご依頼させていただきますので、
ぜひともご協力いただけますと幸いです。
お手数ですが、参加される方の宿泊先は各自にて確保いただくようお願いいたします。
9月14日〜16日は三連休ですので、ご参加予定の方はお早めにご予約ください。
大阪のホテル価格の高騰により直前になると確保できなくなる可能性があります。
■10月20日(土) 能登半島地震現地報告会(仮タイトル)を大阪にて開催します
元旦に発生した能登半島地震から半年が経ちますが、現地の情報を掴むことができず
被災地の障害者の置かれている状況を心配されている方は多くいらっしゃると思います。
全国大会にて、能登半島地震の被災障害者の現地支援に入っているゆめ風基金さんより
現地報告の場を設けますが、その打ち合わせの中で、能登半島地震の被災障害当事者の方
からの生の声を聴く機会をぜひ設けたいということになり、ゆめ風基金のご協力によって
10月20日(土)に大阪にて能登半島地震現地報告会(仮タイトル)を開催する運びとなりました。
詳細は決まり次第お知らせいたします。
ぜひ、ご予定いただき、多くの方にご参加いただければと思います。
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2 報告☆
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☆第39回共同連大会IN大阪 プレイベント 「「共に働く」の原点を話そう!」報告
第39回共同連大会IN大阪 プレイベント 「「共に働く」の原点を話そう!」が
7月13日(土)箕面市船場生涯学習センターで開催されました。
9月14日(土)15日(日)開催の共同連大会IN大阪に向けて、今一度「共に働く」の
原点に立ち返り、今現場で起こっていること、それぞれが感じていることを分かち合う
時間となりました。
基調講演では、共同連副代表の井上康さんより
「うっとぉし〜ことばっかりや〜でもおもろいで!」をテーマに、自身の原点となった
地域での体験にふれるとともに、制度やマニュアルにがんじがらめとなった自身の生活の
中で感じる様々な矛盾と、今後このような社会とどう向き合っていくかが語られました。
その後、基調講演を受けて共同連やその周辺の様々な現場で活動している5名の
ダベラーによるトーク
「本気で!○代 だべり場!〜「共に」の現場の中から溢れでる話を味わおう!〜」が
行われ、一人ひとりの原点や現場で感じるうっとおしいこと、またちょっといい話などを
テーマにおよそ一時間半だべり合い、「共に」にまつわるそれぞれの思いを共有しました。
そして、最後に会場やZOOM参加者も交えて、これまでの話で感じたこと、私たちに
とって「共に」って…?についてグループワークで語り合い、9月の共同連大会IN大阪に
向けて、ますます盛り上がっていくことを祈念しつつ、閉会となりました。
☆運営会議報告
開催日時・場所 7月14日(日)9時30分〜12時 箕面船場生涯学習センター&Zoom
□会費について
次年度からの会費の見直しについて検討しました。
年会費についての規定改定後、団体によって年会費が高額になり、負担が大きくなっている
こともあり是正を検討することとなりました。見直しのために、今後の活動における事務局の
人件費や、れざみ発行にかかる費用などを精査し、必要な使途をはっきりさせていくことと
なりました。そして、現在の会費の納入状況と予算書を作成し、それを基に次年度からの
年会費について検討していくことになりました。
□第39回共同連大会IN大阪 拡大実行委員会
9月14日(土)・15日(日)にエル・おおさかで開催予定の共同連大会IN大阪の拡大実行
委員会も同日行われ、大会実行委員からの提案に基づき、開催要項や大会プログラム、
タイムテーブルなどを協議、検討しました。また会場や交流会会場についてレイアウトや
写真による報告があり、それをもとに当日の運営について確認しました。また、大会の
時期はシルバーウイークで宿泊予約が取りにくくなる見込みであるため、早めに宿を
押さえるよう各地に呼び掛けることとなりました。
□能登半島地震の被災地支援についてのイベントをゆめ風基金の協力で、10月19日(土)に
大阪・箕面市船場生涯学習センターにて開催予定で企画を進めていくことになりました。
*次回会議の予定は、今後の活動予定をご覧ください。
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3 「ゆかいな仲間たち「Hatarakku」」~事業所紹介
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ここでは共同連のゆかいななかまたちが 事業所の紹介します。
第4回目は「あしたや共働企画」さんです♪
あしたや共働企画は、東京多摩市で店舗運営を中心に活動しています。
働く人は総勢42名・・多岐にわたる仕事をみんなで日々走り回ってこなしています。
大事にしていることのひとつは、月に1回行っている「定例会」という全員会議です。
情報共有だけでなく、手話や商品の勉強、毎回いろんなテーマで学び合ったり、
収穫祭などのイベントも行っています。
◎店舗事業
商店街にある自然食品店「「あしたや」、古本と雑貨の店「「あしたや みどり」、
公民館複合施設内の「はらっぱ」の3舗の運営、配達や販売会。生産者とのつながりを
大事に、農産物、フェアトレード製品、福祉事業所製品、エコ雑貨を扱っています。
◎食品加工事業
店舗の食材を使い、毎日おべんとうを作っています。
手作りのかき揚げやコロッケも人気です !
◎クラフト事業
織りやフェルトなどを中心のもの作り。
マフラーやバック、フェルトのブローチなどを作っています !
◎その他
古本回収と販売、ダンボールコンポスト製作販売、保育園等の清掃、公園掃除などなど
ここまで仕事を拡げてきたのは、みんなでできる仕事模索してきたこともありますが、
なんとか売り上げを上げて、時給を上げたい・・今の社会状況のなかでは、時給の
維持も厳しいですが、それでも受給者証を持つ人と持たない人の時給の差を拡げたくない一心できました。
活動を始め25年以上となり、ここ数年は世代交代が大きな課題です。
“共に働く”に年齢の線引きは必要なのか・・数年かけて議論した結果、事業継続のため
には、と「定年」を設け、今年施行されました。
就労継続支援B型を利用している現実と福祉の枠にとらわれない“共に働く”を問い続ける
こと・・日々課題山積ですが、みな力出し合って働いています。
近くまできたら、ぜひ遊びにきてください!
あしたや公式サイト https://www.ashitaya.jp
執筆:NPO法人あしたや共働企画 岩間有希
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4 リレーエッセイ もやっとコラム
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「目を背けたくない」
障害や疾患がある人に優性手術や人口妊娠中絶がおこなわれ、約8万4000人が被害を受けた、旧優生保護法(1948年~1996年)に対し、2024年7月3日 最高裁が旧優生保護法を違憲とする判断を下しました。
正直、よくわかってない私が、この問題について書いていいのかわかりません。
ただ、20年以上も前に削除されて、合法的な優生手術や妊娠中絶は無くなったかもしれないけど、
障害や疾患がある人を不良とする
「優性思想」は消えてないし、私の周りも嫌な事が起こります。
今、私は2組のカップルと繋がりがあります。
1組目は、5歳の子供の育児真最中な重度障害者夫婦です。
妊娠発覚当時から「おめでとう」の裏側にいつもある「産ませるの?」「育てられるの?」の言葉。
「子育ては大変、あなた達の体が心配。」と優しく声をかけ出産を否定。
福祉サービスは、既定の時間では足りず、出産直後に医療ケアが必要だった事もあり、
乳児院にお世話になり、親子で暮らせるようになったのは、4歳になってからでした。
テレビ放映された時の反応もすごかったです。
こんなんだから優生保護法が必要。とか・・・
健常者でも子供を作るのを考えるのに。とかなんとか・・・
▼テレメンタリーが、YouTubeで見れます。
https://youtu.be/wfh9v273l78?feature=shared
2組目は、10月に出産を迎える知的障害、精神障害があるカップルです。
病院を探すとこから大変・・・。
総合病院が苦手な妊婦さん。
本人の特性や通える範囲、精神障害があっても受入てくれる産婦人科が、意外にない。
精神障害が悪化したら転院する事を前提とした受入れのみ。
そこでも「子育てができると思いますか?」って。
今回、旧優生保護法が違憲だと判断が下された事で、障害者と言われる人達が、
人権侵害されることなく、自分の人生を選択きる社会になっていくようにしていきたいし、
きっと自分の中にもあるだろう優性思想から目を背けずに、考えていきたい。
エッセイ担当:くまもと障害者労働センターおれんじ村 松尾芳美
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5 今後の活動
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●8 ⽉17 ⽇(⼟)10時 運営会議(オンライン)
●9 ⽉13 ⽇(⼟) 全国会議 エル・おおさか
●9 ⽉14 ⽇(日)・15 ⽇(月) 第39 回全国⼤会IN ⼤阪 エル・おおさか
●10 ⽉19日(土) 能登半島地震 現地報告会(協力:ゆめ風基金) @大阪
●10月20日(日) 10時 運営会議(大阪&オンライン)
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6編集後記
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今回、れざみニュースの編集を担当させていただいて、メールマガジンが100件を超える
数多くの皆様に読んでいただいていることに驚きました。
今後も共同連の活動、ほっとする事業所紹介やエッセイをお届けしてまいりますので、
よろしくお願いいたします。
また、各団体の皆様から掲載したいという情報やご案内等ございましたら、jimukyoku@kyodoren.orgまでご連絡ください。
(共生シンフォニー 永田)
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・編集 共同連 れざみニュース編集部
・発行元NPO法人 共同連
共同連公式ウェブサイト https://kyodoren.org/
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