れざみニュースVol.10

れざみニュース Vol.10


おれんじ村、エコネット、共同連がだいたい40年。
もう、まとめて祝っちゃえと。軽くスタートした
『共同連全国大会inくまもと』

1/25(土)に実行委員会結成集会が…交流会は楽しかったけど…

いろんな人、いろんな団体に
いろんなドラマがある。

だから、
まだ始まったばかりだけど、
ごちゃごちゃ、ぐちゃぐちゃ
もう嫌だ!!めんどくさ!!
って逃げ出したくなる。

でも、それをのり越えて
つながっていく。
そして、共同連の九州ブロックをつくる。

と、思いを新たに
締め切り過ぎたリードを書いています。

40周年記念にふさわしい、
くまもと大会となりますように…
みなさん、ご協力よろしくお願いします!!
9月、くまもとで
笑顔であいましょう!!

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切らない 分けない 共に働く 共同連
2024.2.3 配信

今号の目次
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
1 お知らせ
2 運営会議報告☆
3 シリーズ「ゆかいな仲間たち「Hatarakku」」~団体・事業所紹介
4 リレーエッセイ もやっとコラム
5 今後の活動予定
6 編集後記
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1 お知らせ
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■3月15日(土) 共同連マラソントークin七尾
「今の七尾を見てみよう〜被災地七尾を歩き、共に働く・共に生きるを語ろう〜(仮)」

昨年10月19日に開催した共同連マラソントークin大阪「能登半島地震から学ぶNo.2」にご登壇いただき、共同連に入会いただいた一般社団法人ともえさんが活動されている石川県七尾市でマラソントークを開催いたします。

日時:3月15日(土) 13:00〜16:40
会場:一般社団法人ともえ 事業所
内容:前半は七尾市のフィールドワーク、後半は七尾市での活動をご報告いただき、
交流する企画となっています。
チラシができ次第、ご案内いたします。

以下、一般社団法人ともえさんの活動や被災時の状況について取り上げられた報道です。
ぜひ、ご覧ください

・「鉄分たっぷり、規格外「能登かき」でサプリ開発 被災の古里を元気に」2024年2月19日中日新聞

「災害時、精神・知的障害者の避難場所に課題 ケア態勢の確保難しく」2024年2月18日 朝日新聞

・「【きょうのイチオシ】子どもらの安息地 守る 七尾の「居ばしょ食堂」再移転」2023年12月21日中日新聞

・「広くなった 居場所においで 七尾・不登校の子らの支援施設 一軒家に移転」2023年8月21日中日新聞

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2 報告☆
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☆共同連第40回記念大会inくまもと大会実行委員会結成集会を開催しました(1月25日)
9月の第40回記念大会inくまもとの会場の熊本学園大学にて実行委員会結成集会を開催しました。

約50名ほどが集まり、共同連のこれまでのあゆみと、今大会の実行委員長であるくまもと障害者労働センター代表の倉田哲也さんによるご自身と障害者運動の関わりについてお話しいただき、参加者同士の交流が行われました。


倉田哲也さんの人生を追ったドキュメンタリー映画「もっこす元気な愛」もぜひご視聴ください
ダイジェスト版→https://youtu.be/5PL4M4GdD4U?feature=shared

☆運営会議を1月26日に行いました️ 以下運営会議で共有された内容です

☆障害者雇用率ビジネスの現状
企業相手に障害者雇用率の達成のみを目的とするビジネス(障害者雇用率ビジネス)について厚生労働省が労働局を通じて実態把握を行なっています。

昨年11月末時点の数値を昨年12月20日の労働政策審議会障害者雇用分科会に提出しました。そこで働く障害者数はすでに1万人以上はいるのではないかと言われていましたが、今回公表した公式数字でも9,355人以上という数字がでてきました。

いわゆる障害者雇用ビジネスに係る実態把握の取組について(厚労省資料)

共同連が今年全国大会を行う熊本でも新たにひとつ障害者雇用率ビジネスの農園がオープン
したとの報告もありました。

とどまることを知らない障害者雇用率ビジネスですが、その問題性をさらに追及しなければ
なりません。

以下、運営会議後に取り上げられた障害者雇用ビジネスに関する報道です。
障害者雇用「代行ビジネス」は変わったか 利用企業増も残るもやもや 朝日新聞2月2日

☆悪しきA型事業所問題
昨年春の報酬改定の影響により、廃業してB型事業所に転換する事業所が数多く見られています。
2025年1月21日に配信された共同通信の市川亨さんによる記事では、オープンしてわずか半年で閉鎖し、
400名がA型での雇用を失ったという内容がレポートされています。

「障害者の働く場がオープン半年で「閉鎖します」。400人が解雇や退職、運営は同じ会社のグループだった」

☆共同連会員団体で労働者協同組合設立予定
社会的協同組合の第一歩として労働者協同組合を設立しようと共同連では呼びかけています。
大津の企業組合ねっこの輪、名古屋のわっぱの会がともに企業組合から労働者協同組合への組織変更することで4月より労働者協同組合を設立する予定となっております。

☆全Aネットセミナー
2月8日(土)に全Aネット(NPO法人就労継続支援A型事業所全国協議会)主催のセミナーが開催されます。
セミナーの中で厚生労働省が全国のA型事業所の指定状況について調査した実態調査の中間報告がされます。
詳細については↓をご覧下さい。
https://zen-a.net/seminar-news2025

☆来年度以降の共同連会費について
会員のみなさまよりお支払いいただいた会費が2024年度は現時点で1,366,600円という金額になっております。

会員のみなさまに重ねてお礼申し上げます。
2020年に会員団体の会費について、それまでは一律の金額であったところを加盟団体規模に応じた会費制度に変更させていただきました。
活動を充実させるために会費制度を変更したのですが、その後新型コロナ拡大によって約2年間活動が停滞することとなりました。
今度の継続的な活動を行うとともに適正が会費について運営会議で検討しております、来年度以降の会費金額につきまして、議論がまとまりましたらみなさまにお知らせいたします。

*次回会議の予定は、今後の活動予定をご覧ください。

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3 「ゆかいな仲間たち「Hatarakku」」~事業所紹介
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ここでは共同連のゆかいななかまたちが 事業所の紹介します。

第9回目は創生もえぎです♪

みなさま、こんにちは。創生もえぎです。

札幌はこの時期(1月下旬)にしては雪が少なく、気温も高め…という記憶にないくらいの冬を過ごしています。とても過ごしやすいのですが…このまま冬が終わるわけもなく、どこかで帳尻が合い「降雪量は平年並み」という形で今年も春を迎えるのだと思います。

創生もえぎは小規模作業所として1998年に開設され、今年で27年目を迎えます。

開設の地である、札幌市東区、北区を拠点に形は少しずつ変化しながらも「清掃業務」「除雪業務」「下請け業務」「クラフト雑貨」「イベント参加」を柱に活動を続けています。

一昨年からは新たに「木育ワークショップ」と「子供縁日」をイベント会場で開催。木育ワークョップはクラフト雑貨の販売機会が減少していることから違う形で売り上げを…と話し合う中から生まれたものです。捨ててしまうような木の廃材や古材、廃材等を使い、ほんの少し環境問題を意識しつつ、創造することを楽しむ機会となれば…という思いも乗せてスタートしました。小さな子供から大人まで多くの方に参加していただき思い思いのオリジナル作品を仕上げています。会場では障害のある人も講師となり手順の説明や工作のサポートをするなど自然と交流の場にもなり、新たなやりがいにも繋がっています。3年目となる今年は会場でお客さんを待つだけではなく、出張ワークショップに力を入れて仕事を拡げていけたらと考えています。興味がありましたらぜひお声がけください!

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4 リレーエッセイ もやっとコラム
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『「働く」ということ』 被災障害者支援NPO法人 ゆめ風基金 植野 加代

私が共同連を知ったのは22歳。福祉系専門学校の卒業後の就職先として、社福で働くという話もあったが、理念や働き方に魅せられて?結果、大阪市内にある共同連加盟団体で働く事に決めた。そこには、支援する・されるという関係ではなく「共に生き・働く」があった。

初めての職場では、脳性麻痺の方が特殊改造された軽トラで大阪市内を走り回っていた。初めて見聞きする世界に、驚きのあまり言葉を失う事も多々あったが、出会う人みんなが人生を謳歌しているように感じた。

次の職場では、工場内の温度が40度近くなる過酷な環境の中で、共に米菓を製造した。その他にも、ロープ捌きの達人、3輪自転車で街中を爆走し野菜を配達する方など様々な出会いがあり、その出会いから多くの事を学んだ。

20数年共働の汗を流したが、訳あって、現在はゆめ風基金の事務局員として従事し、能登半島地震での被災障害者支援を行っている。その支援の一環として、昨年6月に被災地の就労系の事業所を訪問した。

ある事業所では、ようやく清掃作業が再開したとの事だった。そこで出会った方は「おいらが掃除しないとよぉ、すぐに汚れちまう。まいっちゃうよ。」と、照れながらも誇らしげに話してくださり、その言葉に胸が熱くなった。

仕事の内容はともかく、能登の事業所で出会った方々にとって仕事は、生活の中で大切な部分を担っていた。そして、その思いは発災後も変わることはなく、被災した状況下でも、今、出来うる仕事に対して真摯に取り組む姿に、改めて「働く」意味を考え、同時に勇気づけられた。

私が住む町でも就Bの事業所が増え「お洒落なオフィスで憧れのビジネスライフ」と記された、如何ともし難いチラシがポストに入る事もある。残念ながらこのようなキャッチーなフレーズに惹かれ行動に移る人も一定数いるので致し方ない。

先日、地元の就労系の事業所が集まり新年会が開かれたそうで、その様子を知り合いに聞いたところ、大半の事業所が、事業所紹介で「空きが〇人あります。在宅就労しています。良ければ誰か紹介してください。」とPRするとの事だった。

PRの内容や、コロナ禍で広がった在宅就労にも「もんやり」する。在宅就労の内容を聞くと、折り紙やドリルなどの課題をするだけでも良いとか…

グループホーム運営で不労所得という文言も見たことがある。これ以上「もんやり」することが増えない事を願うばかりだ。

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5 今後の活動
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●2月22日(土) 10時 運営会議(Zoom)
●3月15日(土) 石川・七尾 共同連マラソントーク
●3月16日(日) 10時 運営会議(Zoom)
●4月19日(土) 10時 運営会議(Zoom)
●5月24日(土) 10時 運営会議(Zoom)
●6月21日(土) 10時 運営会議(Zoom)
●7月19日(土) 共同連第40回記念大会inくまもと プレイベント
●7月20日(日) 10時 運営会議(くまもと&Zoom)
●8月16日(土) 10時 運営会議(Zoom)
●9月13日(土)〜15日(月) 共同連第40回記念大会inくまもと

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6編集後記
現場からこれを書いています。ハードな片付け業務の疲れからか、欠勤者が出ています。大変な状況の中でも、このメルマガに向き合うことで、全国の事業所もまた似たようなことを日々感じているのだと再認識します。読者の皆様、そして、忙しい中記事を書いてくださった事業所に感謝します。

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編集担当はわくわくかん藤井でした!
また、次回も おたのしみに~

・編集 共同連 れざみニュース編集部
・発行元NPO法人 共同連
共同連公式ウェブサイト https://kyodoren.org/


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