れざみニュースVol.1

れざみニュース Vol.1

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みなさんこんにちは!vol1担当の永田千砂(大阪箕面市ちまちま工房)です!

まだまだ先だと思っていたGWに入り、28℃の4月。暑くてびっくりしています。

みなさまいかがおすごしでしょうか?

新年度だぁ~っと24年度を迎え、本文にもありますが、

第39回共同連全国大会IN大阪の実行委員会の設立集会を行いました!

少しずつ従来の規模に戻り、全国のみんなで楽しくつながって、

「共に働く」活動をつたえ合う時間にしていきたいと準備進めています。9月14日15日ご予定くださいね♪

毎月運営会議後、「れざみニュース」と題してメルマガ配信を4月から始めます!!

「機関紙れざみ」は様々な特集を深く掘り下げた内容でお届けし、「れざみニュース」では、

会員の事業所紹介や今後の予定、運営会議や活動の報告など、「共同連の今」をお伝えして参ります。

これからもよろしくお願いします!

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切らない 分けない 共に働く 共同連

2024.4.29配信

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今号の目次

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1 お知らせ

2 運営会議報告☆

3 シリーズ「ゆかいな仲間たち「Hatarakku」」~団体・事業所紹介

4 リレーエッセイ

5 今後の活動予定

6 編集後記

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1 お知らせ

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■第39回共同連全国大会IN大阪

今年の全国大会は9月14日(土)・15日(日)にエル・おおさかにて開催します。

2019年の名古屋大会以来の2日間開催となります。

ぜひ、全国から多くの方のご参加をお待ちしています。

9月14日〜16日が暦では連休となりますので、宿泊先はお早めにご予約されることを

お勧めします。

■4月20日に第39回共同連全国大会IN大阪 実行委員会結成集会を開催しました

現地、オンライン(YouTube)で約50名が参加。

労働者協同組合法に関する関西の動向と実践報告に加え、

特別報告としてゆめ風基金より能登半島地震訪問レポートをしていただきました。

当日ご参加いただけなかった方のためにアーカイブ配信でご覧いただけます。

ご希望の方は以下のフォームからお申し込みください。

https://forms.gle/nwAJeSCgkTsGkY4t8

■柏井宏之さんを偲ぶ会を有志で執り行いました

4月26日 東京都北区赤羽会館にて共同連運営委員として活動された

柏井宏之さんを偲ぶ会を有志で行い、柏井さんとゆかりのある

80名以上を超える人が参加しました。

当日の様子はこちらからご覧いただけます↓

https://drive.google.com/drive/folders/1p2Ey4EDIrgWRaxaG1JMiH-ZMTqMJClWh?usp=sharing

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2 運営会議報告☆

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☆開催日時・場所 4月21日(日)10時〜12時 エル・おおさか&Zoom 

内容

☆インクルーシブ雇用議連と雇用率ビジネスについて情報共有

3月27日にインクルーシブ雇用議連市民側打ち合わせが行われました。

この間、市民側で議論されている障害者雇用率ビジネスについてのふたつの研究会が報告書を

公開しています。

・農園型障害者雇用問題研究会

https://noufuku.or.jp/wp-content/uploads/2024/02/642fe707b6a45dcbb305f2b868b5ecf7.pdf

・雇用率達成支援ビジネス問題を通して考える障害者雇用問題研究会

https://kazenomura.jp/corporate/wp-content/uploads/2024/04/%E5%AE%9F%E6%96%BD%E5%A0%B1%E5%91%8A%E6%9B%B8.pdf

☆れざみニュースの発行について

共同連の活動を報告するためのメールマガジン「れざみニュース」を発刊します♪

4月から毎月、運営会議開催後1週間以内に会員のみなさまに配信します。

☆第39回共同連大会IN大阪

日程9月14日(土)・15日(日)と会場エル・おおさかで決定!

前日の9月13日(金)には全国会議を開催します

☆ともに基金について

4月より運用開始しています。現時点では貸付申込はありません。

貸付規約などはウェブサイトの会員ページに掲載しています。

閲覧パスワード【kdr1981】

☆事務局体制の強化

昨年より共同連事務所の事務仕事を担ってくださる人がいない状態

が続いており、事務作業などが滞っていました。

この4月より、以前共同連の事務を手伝ったご経験のある澤田佑美さんが

会員名簿管理、会計、会費管理といった事務作業を担ってくださることになりました。

週に一日ほど事務所に来ていただき、また自宅等でも作業をしてくれます。

*次回会議の予定は、今後の活動予定をご覧ください。

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3 「ゆかいな仲間たち「Hatarakku」」~事業所紹介

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ここでは、共同連のゆかいななかまたちが 事業所の紹介します。

【事業所紹介VOL.1 】

 NPO法人札幌障害者活動支援センターライフ 「環境事業 発寒工房」

執筆:NPO法人札幌障害者活動支援センターライフ 田中伸和

働く皆さんにインタビューをしてきました!

館長の西田です、ここは札幌市の委託事業で、市民から出る大型家具や自転車の

年間約7,000個を修理、清掃して市民の皆さんにリサイクル家具、自転車として

格安で販売しています。市民から年間でてくる大型ごみの約6割がリサイクルされています。

障害のある人ない人が共に働き、高齢の方が定年後に働きたいという人にも、

ご自分にあった働き方を選択して働いてもらっています。

シルバーのNさんです、Nさんは自転車の修理をしています。

部品やパーツもリサイクルのため、直しきれないで廃棄せざるを得ない場合もありますが、

お客様に安全に乗ってもらいたい。

障害スタッフのIさんは、家具の修理と清掃をしています。

1日に3~5の家具の清掃と修理をしています。

キレイにすること、自分が納得するまで妥協しない仕事をしています。

何となく働くのではなく、自分でここまでやろうと決め、それをしっかりやることで、

働くやりがい、達成感もあって、仕事を終えて帰る時の気持ちも全然違います。

同じくSさんは、自転車の修理をしています。

今日はロードバイクの修理をしています。

だいたい2日間で1台位の自転車を責任もって修理しています。

ブレーキや切り替えのワイヤー調整はとても難しく、1mm単位で大きく変わってしまうので、

時間がかかってしまう。だけど安全に乗ってもらいたいから確実に直している。

同じくSさんも自転車の修理をしています。

今自分で実際に乗ってみて確認していたら、ブレーキの音がなったので、部品交換をしている。

複雑な自転車はちょっと苦手です。

4月29日は52歳の誕生日なので、小銭入れと夏用の帽子、から揚げが欲しいです。

自転車や家具のビフォーアフターは本当に新品同様に見えます。皆さんの努力で廃棄ではなく、世の中に循環していました。

もし札幌に来ることがありましたら是非、見学していってください。

↓ NPO法人札幌障害者活動支援センターライフ 公式ウェブサイト ↓

http://www.npolife.net/

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4 リレーエッセイ 

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「一つの時代の転換期かもしれない」 白杉 滋朗(企業組合ねっこの輪/共同連運営委員)

世代の交代とはいつの時代にもどんな分野でも起こることだと思う。

障害福祉の分野に焦点を当てると、今やまさに「その時期」なのではないかと思うのである。

「障害」者にとって全くの無権利状態であった太平洋戦争以前(戦前)から戦後1960年代に障害者運動や

「福祉」活動に身を投じた人々は、すでに鬼籍に入っておられる。

筆者は滋賀県に生活と活動の基軸を置いているのだが、滋賀の糸賀和雄、田村一二、池田太郎、岡崎英彦などの

方々の名をご存じの方々もおられるだろう。

彼らは福祉業界のレジェンドというより、概念としてまだ確立されていなかった「福祉」というものを確立した

人たちではなかったのかなと思う。

無権利状態に追いやられ、市民権を得ていない「障害」者に福祉という土俵を提供したということなのだと私は理解をしている。

その土俵の中を充実させていこうという取り組みが1970年代より様々な先達によって推し進められてきたのだろう。

その方々の中心は世代的にいうなればいわゆる「団塊の世代」の方々である。

その所属分野としては親であったり、教員であったり、福祉職であったり、当事者であったりするのだが、

当時のこの国のしくみを必ずしも良しとせず「変革」することを志向した時代と世代であったのだ。

彼らは「福祉」に金(=公費)を使うことを求めた。

国はその声を承認しなかったが、先進的と言われた地方行政で徐々に公費の投下が行われたのである。

それがいわゆる「小規模作業所」補助金の走りで1970年代の後半から1980年代にかけて全国に広がっていったのだったと思う。

その額の多寡は各都道府県市町村によりでこぼこがあり、一律ではなかった。

これを平準化する要望に加え、地方ではなく国の責任としてより高い水準の補助を求める動きが21世紀になって強く結集され

2006年の障害者自立支援法の成立施行へと続くのである。

共同連は上記の歴史的流れの中70年代より、全国で少数といえども「福祉」のメインストリームではなく

「障害」者も地域で働き暮らす主体として「対等に」生きていくことを主張し活動を開始している。

そういった取り組みに公費を引き込む手段として「福祉」の施策を援用してきたのであるが、

国による「福祉」事業の法内化施策により国基準の箍(たが)をはめられることになってきたのが片腹痛い。

ただ「障害」者の社会参加は福祉という土俵においてのみ承認されているきらいは否めない。

「もう、『福祉』とかいう狭い話やないですよ~」

「もっと普通に暮らしていきたいだけなんです、わかります?」と若い世代に挑発される。

「そやけど君たちも『福祉』の金引っ張てるよなぁ」との思いが喉まで出つつ、喧嘩をする気はないので発声はしない。

一つの時代の転換期かもしれない。

エッセイ担当プロフィール

☆白杉滋朗

1955年生れ。大学時代障害者運動の洗礼を受け、卒業後トラック運転手などを経験した後、1983年ねっこ共働作業所入職。

反戦、反差別を生きる理念とする中で「ともに生き、働く」「分けない、切らない」「対等平等」を旨とする共同連運動に共鳴、没入。

多くが、社会福祉事業に進む中で、滋賀県当局と議論の末2000年事業所型作業所制度を実現し、

そのゴールとして滋賀県社会的事業所制度の2005年創設に参画。現在、企業組合ねっこの輪代表理事。

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5 今後の活動

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  • 6月15日(土)10時 運営会議(オンライン)
  • 7月13日(土)第39回共同連全国大会IN大阪 プレイベント
  • 7月14日(日)10時 運営会議(大阪&オンライン)
  • 8月17日(土)10時 運営会議(オンライン)
  • 9月13日(金) 共同連全国会議(時間は調整中) @エル・おおさか
  • 9月14日(土)・15日(日)第39回共同連大会IN大阪 @エル・おおさか

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6編集後記

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今日は4月29日、前回の運営会議は4月21日…。

運営会議から一週間以内に配信、というスケジュールが早くも崩れようとしている。

どうか黄金週間ということでお許しいただければと。

日々の忙しさから嘆きたくなる毎日ではありますが、

偲ぶ会で柏井さんのエネルギッシュな人生を垣間見て

「よし、がんばろう」という気持ちが湧きました。

柏井さん、ありがとう。(おぎの)

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・編集 共同連 れざみニュース編集部

・発行元NPO法人 共同連

共同連公式ウェブサイト https://kyodoren.org/

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